スポーツに夢中だった。
というより、いつも“本気”でした。
10代はボクシング、勝ちたい一心でウェイトトレーニングにものめり込んでいました。
鍛えることそのものより、変わっていく自分が面白かったんです。
その後、20代ではスキーに打ち込みました。
大回転競技です。
雪山を滑り降りるあの緊張感とスピードの中で、体を自在にコントロールする。
まさに“体と対話する競技”だと感じていました。
ですがそのスキーで、前十字靭帯断裂・半月板損傷という大けがを負いました。
しかも医療ミスが重なり、復帰までに相当な歳月を要しました。
このとき、私はトレーナーとしてすでに独立していました。
当時は、本当にピンチでした。
しかし、へこんでばかりではいられません。
自分自身を“被験者”にして、体の使い方を徹底的に見直すきっかけにしたんです。
結果、リハビリは驚くほどスムーズに進み、以前よりも楽に体を動かせるようになりました。
この経験を通して、私は確信しました。
「体の使い方が全てだ」と。
もともとは、治療家になろうと柔道整復師の国家資格も取得しました。
ですが、縁があってプロ格闘家や実業団の選手のサポートに携わる中で、“治す”より“動ける体をつくる”ことの可能性に惹かれていきました。
その流れの中で、自然とパーソナルジムを開業する決断をしました。
当時は、まだ“パーソナルジム”という言葉すら一般的ではありませんでした。
受け入れてもらえるかという不安も少しありましたが、私の中では「これしかない」という確信がありました。
だから、迷いはありませんでした。
様々な出会いの中で、多くの学びを得ました。来て下さる方々には感謝の想いしかありません。
今では、ゴルフを通じて体の使い方を深めることにも取り組んでいます。
スポーツの種類が変わっても、やはり体の土台がすべてだと、日々実感しています。
プロゴルファーから「本質的な体の使い方を初めて知った」と言っていただけた時は、本当に嬉しかった。
そして、「体が変わって、人生が変わった」と言ってくださる方もいます。
そんな瞬間に、この仕事をやっていて本当によかったと感じます。
私がこの仕事を通して伝えたいのは、ただひとつです。
「体が変われば、人生が変わる」
これは営業トークでもなんでもありません。
本気でそう信じているし、私自身がそれを体験してきました。
ただ、歯を食いしばるようなトレーニングは間違っていると思います。
だから私は、「トレーニングは楽しいもの」だというメッセージを、常に伝え続けています。
本当に楽しいんです。
だって、自分の体が、そして人生が、良い方向へ変わるきっかけをくれるのだから。
加藤孝幸


ケガが私を救ってくれました
- 代表トレーナー
- プロサポートジャパン認定パーソナルトレーナー
- 柔道整復師(国家資格)
- 米国NLP協会認定トレーナーアソシエイト
- ツアープロゴルファー専属トレーナー